住宅ローン対策も重要!
外構費用の目安は建物の10〜15%
あなたの家づくりの予算
そもそも間違っていませんか?
もし住宅会社に外構まで頼んだ場合、
どんなことがおこるのかを考えてみましょう。
住宅会社は家を売るのが目的なので、家自体の予算をどんどん積み上げていきます。
そうすると決まっているローン総額の中で、
本当は300万円の外構を考えていたのに、
「建物に予算を取られたことで100万円で収めなきゃいけなくなっちゃった…」
ということになりがち。そうすると
「家は立派なのに外構は貧相…」
「建てた後に、また追加で外構工事をしなければ…」
「総予算でもっとバランス良く配分しておけば…」
と、家を建てた後でもズルズルと問題や悩みを抱えたままになって後悔ます。総予算でしっかり管理しておかなければアンバランスになっちゃうのです。
家づくり、住まいづくりは一生で一回、はじめてやることなので、
建てた後に生活がスタートしてから失敗に気付くことが多いのです。
「外構」に関してはあまり重要視せずに進めてしまって失敗することがあるんですね。
そうならないためには建物と同時に外構の計画を進めることと、希望の外構にかかる費用を事前に把握しておき、それを元に家づくりの総予算を調整する事が理想です。
そしてもし住宅会社から
「弊社が家の見積もりや契約書も準備して融資のお手伝いをしますから、外構も弊社でやってもらわないと困ります」
と言われても、実際に金融機関に聞いてみるとそんなことはありません。
住宅ローンは住宅と外構で分離できますし、カーテンや家具、エアコンやテレビといったものも入れ込んで実行することも増えてきています。つまり住宅ローンは、住宅会社に丸投げせずに主導権を自分の手に持っておくことが大切。住宅会社との契約や融資の前であっても、
堂々と
「外構の予算は〇〇〇万円で、専門業者と契約したいと考えています」
と言って全く問題なし! なので、安心してくださいね。
「総予算ー家=外構」ではなく
「家+外構=総予算」
では理想の外構にどのくらいの費用を考えておけばよいのでしょうか。
それは建物の建築費の10〜15%です。例えば2,000万円の建物ならば200〜300万円、3,000万円の建物ならば300〜450万円が目安です。
建物に予算を取られて外構にかけられる費用が3〜4%しかないと…
●カーポートが設置できない…
●玄関まわりが使いにくい…
●アプローチのデザイン性がない…
●目隠し、フェンスが無い…
●駐車場にコンクリートが使えない…
ということになってしまって、
家は豪華なのに車庫やお庭は砂利を敷くだけ
といったバランスが悪い状態になってしまいます。これって良いスーツを着ているのに、足元はスリッパ…みたいな感じです。そして完成したもののどこか納得できずストレスが溜まり続け、数年後にまた数百万円をかけてやり直すことに…。そんな無駄遣いはしたくないですよね。
家を建てるのは、あくまでもお客様です。
住宅会社に頼りすぎて過ぎてはいけません。
そして当然、
住宅会社に外構まで頼めば中間マージンも発生しています。
「家の間取りも外構も住宅ローンもすべて自分たちで決めて、外構業者とは直接契約をする。」
それが費用を抑えて納得できる住まいづくりを実現する賢い方法です。