お庭づくりに焦りは禁物!
外構工事は引き渡し後で問題なし
外構工事は
「引っ越し後」が理想です
外構工事のベストタイミングは「引き渡しの後」、さらに言えば「引っ越して少し生活をしてみてから」が理想です。
住宅会社に外構を頼んだ場合は引き渡しまでに仕上げることになるので、実は完成度よりも期日までに仕上げることが最優先になっている可能性があります。これから何十年と暮らすのに、
工期内に
どうにか間に合わせたような外構
になるのはイヤじゃないですか??
また外構やお庭が「外構工事前」であれば、引っ越し時にトラックを玄関やリビングの大きな窓のすぐ近くまで入れることができて、大きな荷物も楽に運べます。
でも外構工事が終わってしまったら荷物を道路から家まで運ぶことになるし、外構の計画・デザイン次第では荷物を運ぶのにクレーンを使わなければいけなくなるかもしれません。
また実際に暮らしてみて気づいた細かな要望をくみ取れることも、大きなメリットです。
例えば…
●お隣さんの生活スタイル
●勝手口からゴミ置き場までの楽なルート
●自転車をどうおくか
●ソファの置き方や目線に合わせた植栽の位置
などは、暮らしてみないと分かりません。だからお客様の《家》ではなく《生活》に添った最適なものを検討するには、引き渡しも引っ越しもすべて終えてからの外構工事がベストです。
予算が捻出できない時は…
何もしない!
そしてもしも予算が不足していた場合などで、
外構をどうするか迷っている時の正解は
何もしないこと!
妥協した費用で中途半端に希望を叶えても必ずやり直したくなります。後々、壊すことになる外構工事はしない方が良い。
また、低予算で外構をつくるために最近多いのが、極力、手を入れないと言われるナチュラル風の外構です。
ナチュラルガーデンと言えば聞こえはいいですが、つまり工作物を使わず、そのままの盛り土に芝生や木を植えて自然に見せている外構やお庭のこと。
毎日誰かが手入れをしてくれる商業施設やモデルハウスなどと違って、住宅の場合は雨が降れば土が流れたり植物の葉が落ちたり、凸凹のあるのり面の芝生狩りが難しかったりで、とても負担が増えてしまいます。
本当はブロックで土を止めるべきところなのに、予算を削って木を植えてなんとなく良く見せるのはおすすめしません。なぜなら結果的に手が掛かるからです。
それだったら何もしない方が、後々の無駄のないお庭づくりにつながります。
予算が間に合わないなら、まずは生活をしながら貯金をしてじっくりと外構づくりに取り組んでOK。限られた予算があるのであれば優先順位をつけて、本当に納得できるもので「門まわりだけ」「カーポートだけ」と部分的に施工した方が、最終的にお得で良い外構が完成しますよ。